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[2013/08/23] 
【Comic@News】風疹が大流行


 
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今、風疹が大流行しています。今年に入ってからの全国の風疹の患者は6,800人近く(515日現在)と、すでに去年一年間の合計の28倍になっています。風疹は春先から初夏にかけて流行しやすいので、さらに増える可能性があります。

風疹はウイルスで感染し、主な症状は発熱と赤い発疹、リンパ節の腫れです。子どもは比較的症状が軽いのですが、大人では高熱が続くなど症状が重くなりがちで、重症化すると脳炎などの合併症を引き起こすこともあります。特に気をつけなければいけないのは妊娠中の女性(とくに妊娠20週目頃まで)の感染で、おなかの赤ちゃんに難聴や心疾患、精神運動発達遅滞などの障害(いわゆる「先天性風疹症候群」)が出る危険性があるのです。

風疹の予防はワクチンの接種で行います。風疹の予防接種を受けていない人は予防接種を受けておきましょう。なお、妊娠中はワクチンの接種ができないので、女性は妊娠前に接種しておきましょう(接種後2ヵ月は避妊が必要です)。また、家族や職場に妊娠している女性がいる人も、感染予防のために接種しましょう。

「子どもの頃かかったから大丈夫」「ワクチン接種を受けた」と思っていても、違う病気と勘違いをしている場合もあり、また、一回のワクチン接種のみで、十分な抗体ができていないこともあります。特に昭和3742日から昭和5441日生まれの男性は集団接種の対象から外れており、また、昭和5442日から昭和62101日生まれの人は、男女とも接種対象だったのですが、学校ではなく医療機関で受けなければならなかったために接種率が低下した世代なので、注意が必要です。

ワクチンには、風疹のみの「単独ワクチン」と、風疹とはしか(麻疹)を予防する「混合ワクチン(MRワクチン)」があります。費用は医療機関によって異なりますが、市区町村によっては費用の一部または全額を助成しています成人の場合。子どもは多くの市区町村で無料の定期接種あり)。

予防接種を受けるときは、かかりつけ医やお近くの小児医療機関、または最寄りの保健所に問い合わせましょう。

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